2014年7月19日土曜日

シストレ必読の書 その2



FXをやる上で役に立つ
必読の書シリーズ第2弾です。
FXはじめの時期はたくさんFX関連の本を読んで
いたんですが、取引を始めるとめっぽう読まなくなりました。

今回は過去に読んだ本の中から、
オススメする本イマイチだった本で分けて紹介します。
(後者の著作者の方、ごめんなさい。)
日本好きなので、日本の著書の評価高めです。


今回オススメする主観的良書はコチラ
1-1)はじめての人のFX基礎知識&儲けのルール 山岡 和雅
1-2)投資の王道 新井 邦宏
1-3)マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣 ジャック・D. シュワッガー、横山 直樹

2-1)ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ、 望月 衛
2-2)禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン ベノワ・B・マンデルブロ、リチャード・L・ハドソン、高安 秀樹、 雨宮 絵理

3-1)魔術師たちの心理学
3-2)FX&日経225先物 システムトレード実践テクニック 池田 悟
3-3)FX&日経225先物 システムトレード勝利の方程式 今井 雅
3-4)FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56) 豊嶋 久道


・1-1~1-3を読むとFXの基本がよくわかります。
 1-1はFXの仕組みとか基本的な用語について
 1-2はテクニカル分析の概念について
 1-3のマーケットの魔術師はそうとう有名な本。一流の相場士へのインタビューで
 いままでどのように儲けどのような心理で相場に臨んでいるかがわかります。
 とりあえず1番のシリーズ読んで『魔術師たちの心理学』も読んだらデモ口座で取引を始めるのが
 てっとり早い成長方法かと思います。


・2-1~2-2は、相場の特徴がわかります。
 2-1のブラック・スワンは2008年のリーマンショックが起こった時期に流行りましたね。
 100年に一度の大不況とか言ってましたが、この本では頻繁に起こることだ、と説かれてます。
 この本読んで初めてトレンドの存在を肯定することができるようになりました(笑)。
 オシレータ系よりもトレンド系の売買システムを採用するようになり、
 比較的トレードの成績がよくなったと思います。
 2-2でも、ブラック・スワンと同じように、相場は正規分布ではなく、べき乗分布であることを
 説かれています。自分の相場に対する認識を改めるのに役立つ本です。

・3-1~3-4実際に自分で売買システムを作る上で重要になってきます。
 自動売買をこのブログでは取扱っていますが、自分で売買システムの作り方を
 大まかにでも解っていたほうが、売買システムの評価の質を上げることが出来ます。
 野球の監督になるには、野球が超級上手い必要はないけれども、野球の経験が
 あったほうがいいという理屈と同じですね。

 前の記事でも紹介した3-1『魔術師たちの心理学』は必須の書物です。
 資産管理やリスクに対する認識を良質なものにすることが出来ます。

 3-2と3-3は日本の相場士によるシステムトレードの解説を行っています。
 主にExcelが得意な人は、この本のやり方を、Excelのシートで真似てみることが出来ます。
 実際にExcelで、上記2つの本のやり方を検証してみるとこう思います。
 「大して儲からねぇな。」と。(笑)実際に利益になりそうなのは、今井 雅さん著書の
 日経平均のデイトレードくらいですね。でも寄り付きの値段とか確実にわかるわけではない
 ですし、指数ではなく先物の四本値で検証すると、損益がマイナスになったりしました。
 なぜこの2つが良書なのかというと、やり方を真似て、簡単に検証することによって、
 なかなか安定的に利益を出すことの出来るシステムはない、ということに気づけるからです。
 自動売買をやる上で、システムを評価して選ばなければなりませんが、
 良いシステムはなかなかない、ということを解っていれば、システムの評価も厳しくなり、
 よりよいシステムを選出することができるのです。
 
 3-4はmeta trader4でEAをつくるためのMQL言語の解説が載っています。
 当時はmeta trader4について書かれたまともな本がこれくらいしかなかったので、
 非常に参考になりました。これでEAを作れるようになる必要はありませんが、
 ある程度MQL言語の使い方が解れば、EAの選び方もより良くなると思われます。



主観的にイマイチと思った本の一覧
1)ゾーン 相場心理学
2-1)トレーディングエッジ入門―利益を増やしてドローダウンを減らす方法 (ウィザードブックシリーズ3)138) ボー・ヨーダー、長尾 慎太郎、 井田 京子
2-2)高勝率トレード学のススメ (ウィザードブックシリーズ) マーセル・リンク、長尾慎太郎、 山下恵美子
2-3)シュワッガーのテクニカル分析 (ウィザードブックシリーズ) ジャック・D・シュワッガー、 森谷 博之
2-4)投資苑
2-5)デイトレード オリバー ベレス、グレッグ カプラ
2-6)先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ) ジョン J.マーフィー、 日本興業銀行国際資金部

・1のゾーンは前回の記事で紹介したとおり、自動売買には必要のないものになるかと思います。

・2-1~2-6は海外著者によるテクニカル分析系の本ですね。
 こういう本は、相場をどのようにすれば儲かるか、という目的に添って
 そのテクニカル分析のやり方を説明してあるので、初心者には大うけです。
 でも実際に、yahoo!JAPANなどから先物指数や株価、為替の4本値を使って、
 テクニカル分析の簡単な売買ルールを決めて検証してみても、
 利益の出る売買システムというものはほとんど作れません。
 最適化によって「見かけは」利益の出るシステムを作ることは上手くなります(笑)
 ただ、実運用すると、占いで売買をするレベルのシステムになる可能性がほとんどなので、
 テクニカル分析系の本を多く読むのは、時間効率が非常に悪いと思います。
 でも、読むと楽しいです。(笑)






・・・そして、最後に番外編。FX関連のもので紹介するのはコチラ。





ど~~~~ん!!!!



・まず、本ではない
FX違い
・PCばっかりやってると確かに目が疲れる。
タウリンが配合されているため、目の新陳代謝を促進させる効果があるらしい。


以上です。本を読んでFXに関する基礎を固めましょう。

それでは最後に・・・目は大切に!!!

前の記事(シストレ必読の書)はコチラ




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